水質日本一の湖で育つ、支笏湖チップOncorhynchus nerka

支笏湖チップ
支笏湖チップ
支笏湖チップ
支笏湖チップ
支笏湖チップ

“チップ”とは、海へ下りず、一生を湖で過ごす湖沼残留型のベニザケ、“ヒメマス”の北海道での地方名です。支笏湖に生息するチップは「支笏湖チップ」と呼ばれ、原産地の阿寒湖から支笏湖に移入されたのは1894年(明治27年)であったとされています。
支笏湖チップの漁業資源は、支笏湖漁業協同組合の「増殖」事業のもと保護され、秋の産卵期には、湖の湧水がある場所に鮮やかな朱色の婚姻色をした支笏湖チップの姿が見られます。

支笏湖チップのおもなエサはミジンコなどの動物性プランクトンです。支笏湖には動物性プランクトンのエサとなる植物性プランクトンが少ないため、その量は決して多くはありません。しかし、チップと同じく動物性プランクトンをエサとするワカサギが生息していないことなどから、十分にエサを確保することができるため、臭みの原因となる水生昆虫を口にすることがありません。また、年間を通じて低い水温が豊かな脂と引き締まった身を育むため、支笏湖チップは他の川魚の味とは別格と言われています。

支笏湖チップの漁が行われるのは、1年のうち6月~8月の3か月だけ。大変貴重な食材であるため、その多くが支笏湖地域や千歳市内の飲食店で流通します。
新鮮な支笏湖チップを食べたい方は、ぜひ漁期の6月~8月に千歳を訪れてみてください。

北海道一の生産量、千歳の卵Egg

千歳の卵
千歳の卵
千歳の卵
千歳の卵
千歳の卵

実は千歳の鶏卵生産量は北海道で一番だということををご存知でしょうか。北海道全域で飼育されている成鶏約500万羽のうち150万羽、実に3分の1が千歳市内で飼育されています。
千歳の卵は、野菜などの農産物の生産が盛んな駒里地域で主に生産されています。雪が少なく良質の水が供給されるこの土地は、養鶏に大変適しており、現在大手養鶏会社2社が立地し、千歳近郊を中心に日々たくさんの卵を送り出しています。

そんな千歳の卵を使ったご当地グルメとして、2014年に千歳バーガーが誕生し、おいしく千歳の卵を食べてもらいながら、千歳が鶏卵生産量北海道一であることをPRしています。
千歳市内のスイーツショップでも、千歳の卵を使ったスイーツが多数生まれています。

不老長寿の果実、ハスカップHaskap

ハスカップ
ハスカップ
ハスカップ
ハスカップ

ハスカップは千歳に隣接する勇払原野に自生するスイカズラ科の果物で、毎年6月から7月に丸みのある円錐形で黒紫色の実をつけます。
名前の由来はアイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」からきており、不老長寿の果実としてアイヌの人たちに重宝されてきました。

ハスカップの起源はシベリアで、渡り鳥により北海道に運ばれたと考えられています。
北海道は世界で唯一ハスカップの栽培を行う土地で、千歳でも1970年代から栽培が始まり、現在では千歳の特産品となるまでになりました。

ハスカップは抗酸化作用のあるビタミンEや、そのはたらきを助けるビタミンC、視力改善などに効果的なポリフェノールをはじめ、カルシウム、鉄など栄養成分を豊富に含みます。
品質を保つのが難しく、非常に酸味が強いことなどから、様々な加工品に使われています。千歳市内でもスイーツやワインなどの加工品が生産されています。